週5フルタイムでも疲れにくい、オンオフ切替の工夫

「今日も疲れた…」「明日もまた仕事か…」

週5日のフルタイム勤務をしていると、こんな風に感じる日が多いのではないでしょうか。私も以前は、毎日クタクタになって帰宅し、休日は疲れを取るだけで終わってしまう生活を送っていました。

でも、ちょっとした工夫でオンオフの切り替えを上手にできるようになってから、同じように働いているのに疲れにくくなったんです。今日は、実際に私が試行錯誤して見つけた、疲れにくくなるオンオフ切替のコツをお話しします。

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以前の私は典型的な「疲れやすい人」でした

2年前の私を振り返ると、本当にひどい状態でした。朝起きるのがつらくて、通勤電車では既にぐったり。仕事中も集中力が続かず、夕方にはもうエネルギー切れ。家に帰っても仕事のことが頭から離れず、なかなかリラックスできない日々でした。

「みんなこんなものなのかな」と思っていましたが、同僚を見ていると、同じような働き方をしているのに、明らかに私より元気そうな人がいることに気づいたんです。

その違いは何だろう?と観察してみると、彼らは「切り替え」がとても上手でした。

「切り替え上手」な人たちの共通点

仕事終わりの「儀式」を持っている

一番印象的だったのは、ある先輩の行動でした。定時になると、必ずデスクを綺麗に片付けて、パソコンの画面を拭いて、明日のTo-Doリストを書いてから席を立つ。この一連の動作が「仕事終了の合図」になっているようでした。

通勤時間を有効活用している

電車の中でずっとスマホを見ている人が多い中、元気な同僚たちは読書をしたり、音楽を聴いたり、中には瞑想アプリを使っている人もいました。ただボーッと過ごすのではなく、意識的に気分転換の時間にしていたのかもしれません。

家での過ごし方にメリハリがある

「家に帰ったらまず着替える」「玄関で深呼吸してから家に入る」といった、小さな習慣を持っている人もいました。

私が実際に試してみた切り替え術

1. 「5分間の終業儀式」を作る

先輩を真似して、仕事終わりの儀式を作りました。私の場合は

  • デスクの上を片付ける
  • 明日の予定を確認する
  • 「今日もお疲れさま」と心の中で自分に声をかける
  • パソコンをシャットダウンする

たった5分の作業ですが、これをするようになってから、家に帰っても仕事のことを引きずりにくくなりました。

2. 通勤電車での「切り替えタイム」

往復の電車時間を、意識的に「仕事モード」と「プライベートモード」の切り替え時間にしました。

朝の電車:その日のやることを整理したり、やる気が出る音楽を聴いたり

帰りの電車:好きな本を読んだり、リラックスできるプレイリストを聴いたり

同じ電車時間でも、目的を持って過ごすことで、気持ちの切り替えがスムーズになりました。

3. 「帰宅後の30分ルール」

家に帰ったら、まず30分は完全に自分の時間にすることにしました。お風呂に入ったり、好きな飲み物を飲んだり、ペットと遊んだり。この30分で、仕事の疲れをリセットするようにしています。

4. 週末の過ごし方を変える

以前は土曜日も日曜日も、特に予定を立てずにダラダラ過ごしていました。でも、意識的に「土曜日は外出する日」「日曜日はゆっくりする日」というように、メリハリをつけるようにしました。

意外と効果的だった「小さな工夫」たち

デスク周りの環境を整える

観葉植物を一つ置きました。すると仕事中の気分がずいぶん変わりました。緑があると、なんとなく心が落ち着くんですよね。

昼休みの過ごし方を変える

以前はデスクでお弁当を食べながらスマホを見ていましたが、できるだけ外に出るようにしました。近くの公園を散歩したり、コンビニまで歩いて行ったり。たった15分でも外の空気を吸うと、午後の仕事への集中力が全然違います。

服装で気分を切り替える

「月曜日は好きな色の服を着る」「金曜日はちょっとオシャレをする」など、曜日ごとに服装を変えることで、気分転換をはかるようにしています。

香りを使った切り替え

朝はミントやレモンの香り、夜はラベンダーの香りというように、時間帯で香りを変えています。嗅覚は感情とリンクしているらしい。そのせいか、香りでの切り替えは思った以上に効果的でした。

「完璧にやろう」としないことが大切

最初は張り切って、いろんな工夫を一度に始めようとしました。でも、それだと逆にストレスになってしまって長続きしませんでした。

大切なのは、「今日はできたからよし」「今日はできなかったけど、また明日やろう」という軽い気持ちで続けることです。

私も、毎日完璧にできているわけではありません。疲れすぎている日は、終業儀式を省略することもあるし、通勤電車で寝てしまうこともあります。それでも、「意識して切り替えよう」と思っているだけで、以前とは明らかに疲れの度合いが違います。

みんなそれぞれのやり方がある

私の方法が万人に合うとは思いません。同僚に聞いてみると、本当にいろんな工夫をしています。

例えば、

毎朝同じカフェでコーヒーを買って、気持ちを仕事モードに切り替える

帰宅したら必ず家族やペットとの時間を作る

週末は必ず何か新しいことに挑戦する

みんな、自分なりの「スイッチ」を持っていることに気づきました。

疲れにくくなって変わったこと

オンオフの切り替えが上手になってから、明らかに変わったことがあります。

仕事の効率が上がった

メリハリがついたことで、仕事の時間により集中できるようになりました。

休日が充実するようになった

疲れを取るだけで終わっていた休日が、新しいことに挑戦したり、友人と会ったりする時間に変わりました。

月曜日が憂鬱じゃなくなった

完全にゼロにはなりませんが、以前ほど月曜日を憂鬱に感じなくなりました。

体調も良くなった

疲れがたまりにくくなったからか、風邪をひくことが減りました。

今できる小さな一歩から始めてみよう

「疲れにくくなりたい」「オンオフを上手に切り替えたい」と思っているなら、まずは今日から始められる小さなことから試してみませんか?

例えば:

  • 今日の仕事終わりに、デスクを5分間片付けてみる
  • 帰りの電車で、いつもと違う音楽を聴いてみる
  • 家に帰ったら、まず好きな飲み物を一杯飲んでみる

どれも簡単なことですが、継続することで、きっと今よりも疲れにくい毎日が送れるようになります。

週5日のフルタイム勤務は確かに大変です。でも、工夫次第で、同じ時間働いていても疲れ方は全然変わります。あなたなりの切り替え方法を見つけて、より充実した毎日を過ごしてみませんか?

完璧を目指す必要はありません。今日から、できることを一つずつ始めてみましょう。

数週間後には今とは違う自分に出会えるかも。

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