最近、疲れているかもしれない。
振り返ると、
仕事での緊張感、人間関係での気遣い、スマホやPCから浴びる情報の波。
それらが少しずつ蓄積し、いつのまにか「なんとなくしんどい」が当たり前になっていく気がする。
私は、その日の終わりにリセットをするようにしています。
大がかりなことだはないです。
ここでは、今すぐ始められる私が実際にしている具体的な方法をご紹介します。
照明と音を味方に
夜の時間帯に重要なのは「刺激を減らしてリラックスする」ことです。
日中のような明るい照明や騒がしい音は、脳に「活動モード」のままでいるよう指示を出し続けてしまうそうです。
夜は部屋の照明を間接照明に変えて、オレンジや黄色など暖かみのある光にしています。
音も同様です。静かなクラシックや自然音、ヒーリングミュージックなどを流すと、体も自然とゆるんでいく気がします。
スマホから距離を取る
スマホは便利な道具ですが、寝る直前まで眺めていると脳が冴えていく感じ。
ブルーライトが睡眠の質を下げることはよく知られていますが、それ以上に「他人の情報にずっと触れていること」が、いけないのかもしれません。
寝る30分前からスマホ断ちをしています。
本を読む、白湯を飲む、軽いストレッチをする、そんな過ごし方が、ぐっすり眠れるような気がします。
呼吸とストレッチで緊張をほどく
疲れが取れにくいのは、体のどこかで無意識に緊張している。
とくに肩や首、背中は力が入りやすいと思うので、寝る前に深い呼吸とストレッチで、筋肉の緊張をほぐすとか。
深呼吸、肩を回す、首を左右にゆっくり倒す。
それだけでも十分で、眠りの質が高まるような。
入浴で心身をゆるめる
ついシャワーで済ませがちですが、できれば湯船に浸かるようにしています。
ぬるめのお湯に10〜15分、寝る時間をさかのぼった90分前。
入浴は単なるリラックスではなく、自律神経を整える効果もあるらしい。
お気に入りの入浴剤やアロマオイルをプラスすると、よりリラックス効果を感じます。
湯気に包まれながら目を閉じ、何も考えずに深呼吸。
ざわめきが静まっていくのを感じます。
言葉の力で自分を労る
私たちは、誰かに対しては優しい言葉をかけられても、自分にはなかなかできません。
けれど、1日の終わりには「今日もがんばったね」と自分に声をかけるようにしています。
心の中でつぶやくだけです。
本で書いてあることによると、この方法は、自己肯定感を上げるらしい。
誰かに認められるよりも先に、自分で自分を認める。その感覚が、次の日頑張ろうという気持ちにさせると思います（多分）。
ノートに書き出すという手放し方
思考が頭の中をぐるぐる回っていると、眠りに入るのは難しくなります。
そんなときは、ノートに「今日あったこと」や「今感じていること」を自由に書き出してみる。
誰かに見せるものではないので、キレイさなど気にせず、
思いつくままに。 文字にすることで、思考の整理が進み、心の奥にしまった感情もスーッとほどけていきます。
数行書くだけでも効果はあります（これもどこかの本のマネです）。
続けるコツはゆるさにある
習慣を続けるために必要なのは「完璧にやろう」としないことです。
毎日全部できなくても大丈夫。
今日は照明だけ変えてみよう。
明日はストレッチだけやってみよう。
そんなゆるい習慣こそ、長く続けられる秘訣です。
生活リズムを整えることが、最良のセルフケアになる
毎日の疲れをため込まないためには、夜の過ごし方と同じくらい生活全体のリズムが重要です。
寝る時間や起きる時間、食事のタイミングなどがバラバラになると、体内のバランスが崩れやすくなり、疲労も抜けにくくなります。
理想をいえば、毎日同じ時間に眠り、同じ時間に目覚めること。
朝日を浴びて、少しでも体を動かす。夕食は寝る2時間前までに済ませる。こうした基本的なことが、意外と疲労回復の鍵になってくれると思う（よく睡眠関係の本に書いてあるますよね）
疲れを感じた時点でケアを始める
人はつい、限界を超えるまで無理をしてしまいがちです。
でも、そうなる前に少しずつ自分を整えておくことで、大きな不調を防ぐことができます。
例えば「今日はいつもより集中できないな」と感じたら、それは心や体からの小さなサインかもしれません。
そのタイミングで、少し深呼吸をしたり、コーヒーをお茶に変えてみたり。
大きな変化ではなくても、少しやさしくする選択を積み重ねていくことが、疲れにくい日常につながります。
誰かと比べない、自分だけのペースで
SNSを見ていると、誰かのきらきらした動画や完璧なセルフケアに焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも大切なのは、自分にとって心地よい夜の過ごし方を見つけることです。
他人の正解ではなく、自分の感覚を信じて。「これをしたら、少し楽になるな」「この時間が好きだな」そう思えることをひとつずつ増やしていけば、それだけで十分だと思います。
心に余裕を残して眠る
夜のリセット習慣で得られる最大の効果は、単に疲れをとることだけではありません。
「今日も一日がんばった」と実感しながら、心に少しの余裕を持って眠りにつくこと。
それが、次の日を前向きに始める力になります。 忙しさやストレスがあっても、自分を整える時間は確保できるような。
そんな小さな自信が、積み重なっていくうちに、大きな安心へとつながっていく気がします。
1週間分の癒しアイテム
「週末に読む本を決めておく」などの工夫も有効。
週末に、1週間分の癒しアイテムを用意しておくのもおすすめです。
お気に入りのハーブティーや、アロマオイル、ヒーリング音楽のプレイリスト。
自分の「整える道具箱」を作っておけば、疲れた日もそれを実践すれば、気持ちが軽くなるかもしれません。
未来の自分に優しさを送る
1日の終わりに、自分に優しくする時間を持つことは、未来の自分へのプレゼントです。今夜整えた心と体は、明日の集中力や気分に影響します。翌日の自分が「ああ、昨日ちゃんと休めたな」と思えるような夜時間を目指して、少しだけ丁寧に過ごしてみてください。
疲れは人生につきものですが、引きずるか、手放すかは自分次第だと。
静かな夜に、そっと自分をいたわる
そんな穏やかな習慣を、今夜からはじめてみませんか？
深呼吸ひとつからでもいいのです。 少しずつ、自分を大切にする夜を積み重ねていきましょう。 きっとその先に、心から軽くなれる毎日が待ってくれるはず。
