やってみた、キャリアの不安を解消する事


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動けない春に「書く」という小さな灯りをともす

新年度が始まっても、なぜか体も心も重たい。
やる気はあるのに、足が前に出ない。
焦りだけが静かに積もっていって「私だけが取り残されてるのかな」と感じる日が続きました。

私は以前、この、見えない焦燥感に飲み込まれそうになっていた一人です。
キャリアの不安、他人との比較、未来の輪郭が見えない不安定さ。
何かを始めたくても、思うように動けず、ただ時計の針だけが進んでいく

そんな春でした。

でも、あるとき気づいたんです。
「動けないときほど、無理に走ろうとしないほうがいい」って。


書くことで、自分の心に声をかける

私が選んだのは、「整える」こと。
毎日15分、自分の気持ちをノートに書くだけの、簡単な習慣です。

  • 今日はなぜ疲れたのか
  • どこにひっかかってるのか
  • 明日どう過ごせたら嬉しいか

きれいに書く必要も、オチをつける必要もありません。
誰にも見せない言葉だからこそ、素直な、本音に出会えるんです。

ある日書いた「何もしてないけど、責められてる気がする」という一文。
その一行に、自分がどれだけ、周囲の期待に縛られていたのか、気づかされました。


心のピントを合わせる、レンズの話

私は趣味で、スマホで日常の景色を撮っています。
でも、本当に大事なのは、カメラに映る瞬間よりも、その前後にある気配や空気。

人の視線、ビルの隙間から見える空、カフェのカップルの沈黙。
何気ないズレや余白のなかに、その人の物語が隠れていることがあります。

あるとき、誰かがこう言いました。

「本当に大切なものは、目に見えないんだよ」

レンズ越しの世界と、心の内側。
同じように、目を凝らさなければ見えないものが、きっとある。
そう思うようになりました。


キャリアに迷うとき、自分の輪郭を描き直す

「何か始めなきゃ」と思って、色々な本を読みました。
でも、本当に必要だったのは、内側から整えることでした。

整えることは、進まないことではない

焦らなくてもいい。立ち止まっても、息をついてもいい。
でも、止まり続ける必要もない。

書くことで、私は自分との対話を始めました。
すると、少しずつ道が見えてきたんです。

今、もしあなたが、動けない自分に苛立ちを感じているなら、
ぜひノートを1冊用意してみてください。
ページを開いて、自分の気持ちを書き留めてみてください。

それは、止まっているようで、確かに進んでいる心の一歩だから。


未来は「今の自分」との対話から始まる

不安も、迷いも、立ち止まる時間も、
すべては「ちゃんと進みたい」と願っている証です。

まずは今日、15分。
あなた自身の声に耳を傾けてみませんか?

その一歩が、いつかあなたの未来を、しっかり支えてくれるはずです。


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